「沖縄の絆 大切に」 ボリビア在住の玉城優美さん ルーツ糸満へメッセージ


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ビデオメッセージで所属団体について紹介する玉城優美さん

 海外に興味がある糸満市の人を対象にしたオンライン講座が11月29日に行われた。ボリビア在住で糸満市にルーツがある玉城優美さん(20)=高嶺村(現糸満市)系3世=が、講座に合わせてビデオメッセージを送った。

 講座はBloom Itomanの主催。海外留学やワーキングホリデー、インターンシップ、世界のウチナーンチュ大会など、世界で活躍するウチナーンチュの話のほか、アメリカとドイツに留学中の若者と中継をつないだ講話などがプログラムとして盛り込まれた。

 優美さんの祖父・玉城輝俊さんは16歳の時、高嶺村から第7次移民団として、1959年にボリビアへ移り住んだ。ビデオメッセージの中で「ウチナーンチュというだけで親近感がわく。イチャリバチョーデーが好き」と語った。沖縄県民のネットワークについて「世界のウチナーンチュが沖縄文化に触れて学ぶこともできる。素晴らしい経験とつながりを与えてくれるネットワークが、これからもずっと続いてほしい」と語った。所属する団体・レキオス会の活動も紹介した。

 世界若者ウチナーンチュ連合会が実施したワークショップで、糸満市出身の金城しずくさんとボリビア県系3世の比嘉成美さんが出会い、比嘉さんのいとこである優美さんが糸満市系だったことから、ビデオメッセージの話に結び付いた。

(安里玉元三奈美通信員)