沖縄でコロナ2人死亡 新たに21人感染、10人が北部 名護市でクラスター【12月21日午後】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、新型コロナウイルスに感染していた患者2人が死亡したと発表した。死者累計は79人となった。

 また、10歳未満から90代の男女21人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者の累計は4989人となった。行政検査130件から14人、保険診療で7人の陽性反応があった。

 21人のうち、10人が北部保健所管内、2人が名護市在住と半数以上が北部地域の居住者だった。名護市内の接待を伴う飲食店で従業員6人の感染が確認され、県は県内41例目のクラスター(感染者集団)に認定した。北部地域の感染状況について、県の糸数公保健衛生統括監は「県全体としては減少傾向だが、北部ではむしろ増えている。会食を通して広がっている例もあり、外出時は非常に注意が必要な状況だ」と述べた。
 
 県によると、米軍関係者の感染は前日20日に嘉手納基地で1人、キャンプ・ハンセンで1人の計2人、21日は嘉手納で1人、普天間基地で2人の計3人だった。