政治

辺野古設計変更、名護市長意見を否決 市議会「内容貧弱、問題を矮小化」

名護市議会

 【名護】名護市議会(大城秀樹議長)は21日の12月定例会最終本会議で、沖縄防衛局による辺野古新基地建設の設計変更申請にある埋め立て地用途変更について「異議はない」とした渡具知武豊市長の意見を賛成12、反対13の反対多数で否決した。意見で軟弱地盤問題に触れなかった渡具知市長に対し、市議会が異議を唱えた。県に市長意見を提出するには市議会の可決が必要で、県は来年3月26日を回答期限としている。3月定例会に市長意見が提案されなければ、設計変更承認の知事判断に名護市の意見は反映されないことになる。

 否決後、渡具知市長は報道陣に「3月定例会に新たに提案するかどうかは今後内部で検討する」と述べた。

 県からの意見照会について市は、辺野古漁港周辺の約4.6ヘクタールに関して作業ヤード用の埋め立てをやめる用途変更のみへの意見を問われたと解釈し、軟弱地盤や地盤改良に関わる設計概要変更に触れなかった。

 野党は、軟弱地盤が見つかったことによる設計変更にもかかわらず、そのことに全く触れていないことについて「短い記述で作業ヤードのみに言及した貧弱な内容だ。問題を矮小(わいしょう)化しており公的に意見を述べる機会を逸している。市長の責任放棄だ」と批判した。

 与党は「あくまで作業ヤードの埋め立てを取りやめる用途変更について問う諮問だ」として問題視しなかった。



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