【金武・宜野座】「第3回赤土等流出防止対策実践ツアー」が19日、金武町、宜野座村で行われ、那覇市内の小学生ら約30人が参加した。模型を使って赤土流出防止の仕組みを学んだり、宜野座村内の農地で畑からの赤土流出を防ぐグリーンベルト植栽の体験などをした。
金武町のネイチャーみらい館で、子どもたちは赤土流出がモズク養殖などに影響があることや、畑の地面を緑肥や、枯れ草などを敷き詰めるマルチングで覆うことが流出防止策などに効果があることについて説明を受けた。
傾斜をつけた容器に赤土を入れ、水を流す実験にも取り組んだ。流出対策として土の上に草などを敷き詰めた容器と何もしていない容器にそれぞれ水をかけ、流れ出る水の濁り具合が異なることを確認した。
参加した那覇市立小禄南小4年の古堅日菜さんは「(緑肥などで)土に雨が直接当たらないようにすることが効果的だと分かった」と話していた。
ツアーはおきなわ環境クラブと沖縄教育旅行社が県の委託で実施した。