CO2排出を減らすためにできることは? 沖縄県がエネルギー討論会 天然ガスの利用拡大など重点施策に 


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県スマートエネルギーアイランドシンポジウムのパネル討論会に出席した関係者ら=22日、那覇市の県立博物館・美術館

 県は22日、「スマートエネルギーアイランドシンポジウム」を那覇市の県立博物館・美術館で開いた。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出を減らす県の目標実現に向け、パネル討論などを通して行政や民間、県民の役割などを議論した。

 県商工労働部の嘉数登部長が基調講演し、「県は2030年に低炭素で災害に強い沖縄らしい島しょ型エネルギー社会、50年に脱炭素化を目指している」と県のエネルギー政策を紹介した。

 実現に向けた現状の取り組みとして「20年度は再エネ導入地域の拡大や、天然ガスの利用拡大などを重点施策として位置付けている」と説明した。

 「沖縄独自の島しょ型エネルギー社会の実現を目指して」と題したパネル討議には、産業技術総合研究所エネルギーネットワークチーム長の大谷謙仁氏、電力中央研究所主任研究員の大嶺英太郎氏らが登壇した。

 沖縄電力の上間淳取締役は「家の建て替えに省エネの建物を勧めている」などと述べた。