「島全体がクラスター」伊平屋の全村民にPCR検査を検討 沖縄県に村長要請


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伊平屋島の空撮

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が確認された沖縄県伊平屋村の伊礼幸雄村長は25日、村民全員へのPCR検査の実施を検討していると明らかにした。実施体制や日程など具体的な内容については今後、調整するとしている。

 伊礼村長によると、24日には全村民の検査実施を県にも電話で要請した。

 人口約1200人の同村では、これまでに30人の感染が確認され、島全体がクラスターと認定されている。伊礼村長は「コロナが早く収束し、村民が安心安全に暮らせるようにするために検査が必要だ」と強調。県から費用の補助がない場合には、過疎債などを活用して村独自に予算を組んだ上で検査を実施することも検討する方針だ。

 伊礼村長は「年末年始を乗り越え、コロナに負けない島づくりをしていきたい」と話した。