県内児童への食事支援を行うおきなわこども未来ランチサポート(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)は25日、年末年始の休みに備えて普段より多めに食品を配布した。受け取った子ども食堂を通じて各家庭に届けられる。年内の配布は28日が最後で、25日は那覇市の日本郵便沖縄支社に同市や宜野湾市、北谷町などの子ども食堂運営者がパンや野菜などを受け取りに訪れた。
浦添市で子ども食堂を営む陽迎橋自治会には、毎日25~30人の子どもが訪れる。週3回の食品提供を受けている同自治会の金城田雄さん(73)は「今年5月ごろから支援を受けているが非常に助かっている。今後も続けてほしい」と語った。
おとなワンサードの富田杏理代表取締役(40)は「取り組みが認知されるにつれ、行政の支援や子ども食堂のことを知らなかった人にも支援が届き始めている」と意義を語った。ランチサポートでは引き続き、離島や本島北部など遠隔地の子ども食堂への配布申し込みを受け付ける。年明けは1月4日から配布する。
21~25日の飲食料提供企業と受け取り団体は次の通りです。
【食料品等提供協賛企業】
オキコパン(600個)、ぐしけんパン(600個)、セカンドハーベストジャパン(食品や菓子類など詰め合わせセット127箱)、認定NPO法人フローレンス(レトルト食品・カップみそ汁400個)、みやぎ農園(野菜2ケース)
【受け取り団体】(19団体、対象子ども数1787人、1133世帯)
名護市こどもの居場所ネットワーク(名護市)、住吉国際ジュニア倶楽部、学習支援ひろば「くじら寺小屋」(以上沖縄市)、呼吸無料子ども食堂(北谷町)、地域むすびくらぶ、元気食堂(以上宜野湾市)、上原自治会子どもの居場所(西原町)、みんなおいでよ陽迎橋、レッツクッキング、キッズカフェ・ひだまり(以上浦添市)、子どもの広場in那覇、のびのびひろば、女性を元気にする会(以上那覇市)、糸満市社会福祉協議会(糸満市)、まぁる家与那原(与那原町)、南城市社会福祉協議会(南城市)
※日本郵便沖縄支社による郵送で提供 エンカレッジ宜野座教室(宜野座村)、にじの森文庫(那覇市)、Groupers(読谷村)