沖縄で新たに21人コロナ感染 44例目のクラスター発生


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は28日、新たに10代から90代の男女21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計は5220人。今月24~25日に、舞台でエイサー演舞などを行う会社に所属する30~40代5人の感染が確認され、県は県内44例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 新規感染者21人のうち、9人は接触による感染が確認された。内訳は家庭内感染4人、飲食3人、知人・友人1人、調査中が1人だった。

 居住地別では那覇市6人、東京都4人、名護市で3人、宮古島市と石垣市、南部保健所管内で各2人、宜野湾市と豊見城市で各1人。

 県内の感染状況について、県の糸数公保健衛生統括監は「名護市など北部地域で陽性が続いている。感染経路が追えない例もあり市中感染が続いている可能性がある。病院も余裕はなく、逼迫(ひっぱく)した状況に変わりはない」と述べた。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は15・92人で全国13位。

 米軍関係は28日、嘉手納基地で新たに2人の感染が確認され、累計686人となった。