伊計島産小麦で麦茶 喫茶アガリメージョー 焙煎体験が人気


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焙煎を指導する眞榮里良人さん(左)と体験する中野俊一さん=14日、うるま市勝連平敷屋の「宿&喫茶 アガリメージョー」

 【うるま】うるま市勝連平敷屋にある「宿&喫茶 アガリメージョー」で行われている伊計島産小麦を使用した「ゲスト焙煎(ばいせん)×本気の麦茶」焙煎体験ワークショップが人気を呼んでいる。

 アガリメージョーを経営する眞榮里良人さん(40)が昨年から取り組んでいる企画で、伊計島自治会が50年ぶりに復活栽培している小麦を使用し、体験者が麦を焙煎し、挽(ひ)いた粉を麦茶にして味わうことができる。

 14日に千葉県から訪れた中野俊一さん(48)も初体験し、焙煎時の香ばしい香りを味わった。「普通の麦茶に比べて雑味が無く後味がすっきりしている。沖縄に麦茶文化があるとは思わなかった」と笑顔で話した。

焙煎して出来上がった麦茶

 先日開始した平敷屋エイサー「ハントー体験」と共に問い合わせが増えていると話す眞榮里さんは「年間100キロほど生産している伊計島産小麦の良さを知ってもらい、生産拡大につなげたい」と思いを述べた。

 同体験の売上金の半分は伊計島自治会に寄付される。参加費は1組(7人で)800円。予約や問い合わせは(電話)090(1710)4106(眞榮里)。

(喜納高宏通信員)