北部農林高の生徒ら、写真や川柳で入賞 建設現場で撮影 実習体験を表現


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新垣博之校長(右端)から伝達表彰を受けた(左から)仲田瑠唯さん、金城琉騎さん、荻堂恵秀さん=22日、名護市の県立北部農林高校

 【北部】北部農林高校(新垣博之校長)の1年生がこのほど、「第12回フォトコンテスト~島の魅力」(県建設業協会青年部会主催)と「第3回オーレック九州農高川柳コンテスト」(オーレック主催)で入賞し、22日、同校で伝達表彰式が催された。

 フォトコンテストでは沖縄建設新聞社長賞に金城琉騎さん(16)の「後継者育成」、優秀賞に1年3組が出品した「こんな時だから、上を向いて」が選ばれた。

 川柳コンテストには荻堂恵秀さん(16)の「日焼け止め 塗っても塗っても 畑色」が優秀賞を獲得した。

 フォトコンテストのために林業緑地科の生徒たちは仲本工業の建設現場(本部大橋)を訪れ、撮影に臨んだ。伝達表彰式で金城さんは「素晴らしい賞をいただきびっくりした」、1年3組の級長、仲田瑠唯さん(16)は「兄が型枠の仕事をしており、自分も建設現場を訪れ同じ型枠の仕事をしたいと思った」と語った。荻堂さんは「実習の時の体験を川柳にした。親もとても喜んでくれてうれしかった」と笑顔を見せた。

 新垣校長は「本を読んでいるだけではできない農場や建設現場での経験が作品に反映されている。いろんな現場で感じたことを自分の将来の目標につなげてほしい」と激励した。