2021年のえとは丑(うし)。うるま市与那城屋慶名で闘牛を飼ううし年生まれの赤嶺浩さん(47)は、2月末に行われる「昭和48年生 生年祝い大闘牛大会」に出場を予定する「龍星白雪」の世話に余念がない。
毎日の牛舎の掃除や餌やり、散歩で足腰を鍛え、牛舎横に据えてある巨大タイヤに角を突くトレーニングで試合に備える。
徳之島から3年前に迎え入れた龍星白雪は12歳。体重は970キロで、赤嶺さんによると「性格は温厚」。2019年秋の全島闘牛大会に出場し勝利したが、その後のコロナウイルスの影響で全島大会は次々と中止。龍星白雪は2月末の大会に挑む。
赤嶺さんは「2021年のスタートは2月の大会に勝つこと。そして、横綱を目指す。家にいるより牛舎にいる方が長いよ」と語り、愛牛をじっと見つめた。
元日から3日にかけて、各地で新春闘牛大会も開催される。