二代目テスリ産業パンダは不戦勝 二番戦は勝進嵐千月吽が逆転勝利 新春北部大闘牛


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シーの二番戦で、片角が折れて虎之助(左)に押し込まれる勝進嵐千月吽(右)=1日、今帰仁村の今帰仁村営闘牛場

 【今帰仁】2021年の沖縄闘牛のスタートを切って、元日に新春北部大闘牛大会(主催・北部闘牛組合、共催・琉球新報社)が、今帰仁村営闘牛場で開かれた。1日は、気温も約12度と肌寒い中、入場券を買い求める際の検温や連絡先の記入などで、入場者の長蛇の列が続いた。このため、通常の対戦開始時間よりも20分ほど遅れる異例の試合開始となった。対戦は封切戦のニブラ対金成ゆうな天昇竜戦から、シーの一番の二代目テスリ産業パンダ対赤道稲妻までスピード決着が続いた。

 特に観衆を沸かせたのは、勝進嵐千月吽と虎之助が激突したシーの二番戦だった。試合の最中に虎之助の強烈な割り技が炸裂(さくれつ)。勝進嵐千月吽は片角が折れて形勢不利からの逆転勝利に観衆から大きな声援が送られた。

 また、スペシャルマッチとして期待されたシーの一番戦の二代目テスリ産業パンダ対赤道稲妻戦は、赤道稲妻に戦意がなく二代目テスリ産業パンダの不戦勝となった。

優勝 二代目テスリ産業パンダ
敢闘賞 当間畜産号
殊勲賞 天清武茶

(平川康宏通信員)