琉球新報社 
バスケットボールの第1回全国U15選手権大会（ジュニアウインターカップ2020―21）が4日、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。例年春に開催されていた都道府県対抗ジュニア大会を受け継ぎ、10～15歳の選手を対象に、全国の部活動や街クラブ、Bリーグユースチームがカテゴリーの垣根を超えて全国の頂点を決める。記念すべき第1回大会に男子はキングスU15、女子はコザ中が県代表として挑む。高さのある他チームに対し、両チームとも連係を重視した平面バスケで高みを目指す。キングスは4日の1回戦で箕輪クラブ（長野）と対戦する。 （長嶺真輝）
「個の能力を高めること」に重点を置くキングスU15。山城拓馬HCは高さのある全国の強豪に対し「（ゴール下の）ペイントエリアにいかにアタックしていけるか」をキーポイントに挙げる。個々の高いスキルを生かして相手守備を崩し、合わせ技でゴールを狙って身長の不利性を補いたい考えだ。
エース宜保隼弥は自分の役割を「点を取ること」と言い切る。中へのドライブの効力を上げるため「練習の休憩時間や家で外角のシュート練習に取り組んできた」という。初開催の大会でさまざまなカテゴリーのチームが出場するため、相手チームの情報は少ない。それでも「不安はない。自分たちのプレーをすれば通用する」と自信を見せる。
「平面のバスケで戦う分、コート上でのコミュニケーションを密にしたい」と見据えるのは須藤春輝主将だ。「全国制覇しか見えていない。とてもワクワクしている。チームが悪い時は仲間に積極的に声を掛けたい」と、リーダーとしてチームを鼓舞していく。
▽コーチ 山城 拓馬
（11）天願 瑠偉 1 168 金 武
（13）山城 琉凰 1 165 山 内
【18】須藤 春輝 3 170 松 島
（21）宜保 隼弥 3 176 コ ザ
（22）比嘉 門土 1 160 宜野湾
（23）新垣龍太郎 2 182 寄 宮
（30）平良 宗龍 2 180 金 城
（31）平良 奏龍 1 168 金 城
（33）長嶺 充来 1 170 具志川
（78）平良南海輝 2 163 佐 敷
※【 】は主将。氏名、学年、身長、所属中学の順。
