沖縄で72人が新規コロナ感染、1人死亡 飲み会でクラスター


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は6日、新型コロナウイルスに感染し入院していた名護市の90代女性1人が死亡したと発表した。県内死亡者の累計は84人。新規感染者は10歳未満から90代までの72人で、県内18自治体で感染が確認された。感染者数が70人台となるのは11月28日以来。

 12月26日に浦添市内で開かれた同級生同士の飲み会で、今月4日までに30代男性7人の感染が判明し、県内49例目のクラスター(感染者集団)に認定された。飲み会は市内の居酒屋と接待を伴う飲食店で、午後8時~翌午前2時半まで続いた。

 新規感染者のうち37人は感染者との接触によるもので、内訳は家庭内18人、飲食8人、職場2人、施設1人、調査中が8人。残り35人の経路は判明していない。居住地別では名護市が最多の11人、那覇市と沖縄市各9人、南部保健所管内6人、うるま市と南城市、中部保健所管内各5人、宜野湾市と浦添市、宮古島市、石垣市各4人、糸満市と豊見城市各2人、東京都と神奈川県各1人。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は19・29人で全国11位。

 米軍関係の新規感染者は嘉手納基地4人、キャンプ・ハンセン3人、キャンプ・フォスター1人の計8人の感染が確認され、累計は720人になった。