米軍、低空飛行認める 慶良間諸島 特殊作戦機、編隊で訓練


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渡嘉敷港上空を低空飛行する米軍機=6日午後2時ごろ(米田英明通信員撮影)

 6日に座間味村や渡嘉敷村で米軍機の低空飛行が目撃された問題で、米空軍第353特殊作戦群は7日、MC130J特殊作戦機の編隊飛行を訓練していたと認めた。米軍の活動に国内法を適用しない日米地位協定では飛行訓練を規制できない実態がある。同じ慶良間諸島の阿嘉島で7日も軍用機の飛行が確認された。

 第353特殊作戦群は本紙の取材に、「編隊飛行の訓練で大量の地上部隊や装備品、補給品を移動させる能力を使う」と説明。低空飛行について「日米両政府間の合意と規制に沿って指定された空域で実施している」と正当化した。