沖縄でコロナ感染82人 クラスターは86件990人【1月9日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は8日、県内で10歳未満から80代までの82人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。80人以上の感染は8月14日以来、約5カ月ぶり。新規感染者のうち家庭内が26人で全体の3割に達した。県は時短要請に応じていない店舗でクラスター(感染者集団)が発生し、家庭内や職場でも感染を広げているとして警戒を呼び掛けた。

 新規感染者のうち49人が接触による感染と推定され、内訳は家庭内26人、会食・飲食11人、職場3人、友人・知人3人、県外患者との接触3人、その他が3人だった。残り33人は調査中。地域別では那覇市で23人、南部保健所管内と中部保健所管内で各9人、名護市で6人、南城市と石垣市で各5人、浦添市、うるま市、県外で各4人、沖縄市と糸満市で各3人、宜野湾市、宮古島市、北部保健所管内で各2人、豊見城市で1人だった。

 県は同日、石垣市の接待を伴う飲食店で計7人のクラスターが確認されたと発表した。県はこれまでにクラスターの総数は非公表を含め86件990人と発表している。石垣の事例は調査中だったといい、86件に含まれる。非公表の基準としては感染の勢いや抑止効果など4項目を挙げている。今後は非公表対象は詳細を明かさずに件数を発表する。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は21.55人で全国13位。米軍関係はキャンプ・ハンセンで6人、嘉手納基地と普天間飛行場、キャンプ・キンザーでいずれも1人の計9人で、累計感染者数は737人となった。