「次は直接会いたいね」 沖永良部・和泊、知名両町と今帰仁村の小中高生がオンライン交流


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
「今帰仁ポーズ」で写真撮影する児童生徒ら=12月27日(提供)

 【沖永良部】鹿児島県和泊・知名両町と今帰仁村の小中高校生を対象とした交流事業『「えらぶ世之主伝説」わらんちゃヤンバル体験交流プロジェクト』は12月27日、知名町と今帰仁村の2会場をオンラインでつなぎ、交流会を開催した。互いの住む町の産業や見どころについて紹介し、理解を深めた。

 同プロジェクトの始動から6年目となる本年度は、1月に3町村が友好都市提携を結んだことを受け、夏休みと冬休みにそれぞれ子どもたちを派遣する計画だった。

 しかし新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止を余儀なくされ、オンライン交流会となった。
 交流会には沖永良部から小学生17人、中学生12人、高校生2人が参加。「漁業」「農業」「観光」「まちづくり」の4チームに分かれ、12月26日は体験学習会、27日は役場職員らの講習を受け学んだことを資料にまとめ発表した。ダンスを取り入れて盛り上げるなど、各チーム工夫を凝らした発表になった。

 今帰仁村からは中学生4人、高校生6人が参加。交流会の緊張をほぐすアイスブレイククイズを出題したほか、村の魅力を字ごとに写真を交えて紹介した。

 参加した和泊町立大城小6年の冝喜(ぎき)心さんは「今帰仁村へは昨年の交流会で行ったが、今回の発表を聞いてもっと興味が湧いた。画面越しに昨年の交流会で仲良くなった友達を見つけたので、来年は直接会えるとうれしい」と話した。

 主催した和泊町子ども会育成連絡協議会事務局の木場浅葱(あさぎ)さん(町教委内)は「初めてのリモート交流となったが、今後の友好的な交流事業の推進につながったと思う」と語った。
 (宮澤夕加里通信員)