子ども組踊「糸蒲の縁」、24日に上演  中城村 出演者の子どもたち、稽古に熱


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
「糸蒲の縁」の稽古に励む、中城村南上原子ども組踊塾の生徒たち=7日、同村の南上原公民館

 【中城】中城村南上原子ども組踊塾生による、創作組踊「糸蒲(いとかま)の縁」が24日、同村の吉の浦会館で上演される。新型コロナウイルス感染防止のため、定員は先着160人に限定し要予約。入場無料。子どもたちによる組踊は、2019年に日本ユネスコ協会連盟の未来遺産に登録された。

 村の南上原公民館では7日、初稽古があった。子どもたちは三線などの演奏に合わせ、踊りやせりふを一つ一つ確認した。チラー役の宮城小華奈さん(13)=中城中1年=は「せりふを間違えず、声が裏返らないよう気を付けたい」と意気込んだ。

 酒飲み役で笑いを取るサンラーと赤毛(アカモー)役の新城柊羽(しゅう)さん(12)=琉大附属中1年=と志良堂結さん(14)=同中2年=は「役をちゃんとこなし、組踊の面白さを少しでも分かってもらえるよう頑張りたい」と述べた。

 主催は南上原組踊保存会(仲座包子(かねこ)会長)。問い合わせは同会(電話)090(2715)5126。申し込みは、12~18日の平日午後2~4時に受け付ける。