宮古島市長選 座喜味氏「市民主役で市政を刷新」 出発式で弁士らと第一声


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ガンバロー三唱で気勢を上げる座喜味一幸氏(右から4人目)と支持者ら=10日午前、宮古島市平良

 【宮古島】宮古島市長選挙は10日、無所属新人で前県議の座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と、無所属現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=による一騎打ちとなった。両氏が市内で開いた出発式・出陣式には、それぞれを推薦する政党関係者や市議、市民らが集まり、支持拡大を訴え、ガンバロー三唱で気勢を上げた。

 今回の選挙ほど1票の重い選挙はない。市長を変えないと大変だという市民の危機感が革新と保守の壁を乗り越えてワンチームみゃーくを作った。自衛隊は容認し、丁寧に市民に説明させる。生活第一、市民ファーストの行政、この当たり前のようで難しかった2点でまとまった市民党だ。

 市民の力で市政を変えよう。旧5市町村が合併した時に約束した均衡ある発展とは何だったのか。市政を私物化し、一部の大企業と利権を分け合うような市政ではいけない。

 市議会も18対4の与党多数のため行政のチェック機能がない。この当たり前の思いが選挙結果に出る。市民が主役の市民の声が届く市政を実現する。この1週間で市政刷新の印籠を突き付けよう。