コロナ禍も「えがお」忘れず 電飾でエール 沖縄市・幸地建設


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県道85号の沿道を彩り、通行人を癒やす幸地建設のイルミネーション=11日夜、沖縄市美里の幸地建設(喜瀨守昭撮影)

 【沖縄】新型コロナウイルス収束の見通しが立たない中、沖縄市の県道85号沿いの一角がきらびやかなイルミネーションで彩られ、通行する人たちの心を癒やしている。幸地建設(沖縄市、幸地俊郎社長)の社員らが社屋や沿道の木を飾り付けた。「えがお」「かんしゃ」などのメッセージも並び、新型コロナの影響を受ける人にエールを送る。

 新型コロナの感染拡大で同社や取引先なども影響を受けた。一方で、医療従事者や飲食店関係者をはじめ、新型コロナの対応に尽力する人を励ましたいと企画した。メッセージは社員から募り、シンプルで思いが伝わる言葉を選んだ。

 近隣の住民からは「コロナ禍の中、鮮やかな光に心が癒やされます」とつづられた手紙も届いた。幸地社長は「みんなで頑張ろうという思いを込めた。少しでも元気づけられればうれしい」と話した。イルミネーションは2月中旬ごろまで続けるという。