受賞を糧に飛躍を決意 表彰式で喜び「実感」 若衆芸術祭


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
若衆芸術祭で県知事賞などを受賞した出演者ら=11日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球芸能の次世代育成を図る第5回おきなわ伝統芸能「若衆芸術祭」(琉球新報社、沖縄芸能連盟主催)の表彰式が11日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。県知事賞、県教育長賞、琉球新報賞、若衆大賞、選考委員長賞、若衆優秀賞に選ばれた児童生徒に表彰状が手渡された。

 音楽部門で県知事賞を受けた、琉球古典音楽野村流音楽協会内間安勇研究所の宮良美紅(みく)さん(コザ中1年)は「県知事賞に選ばれることが夢だった。受賞できとてもうれしい。本番は日頃の稽古より自分の実力が出せたと思う。新人賞を目指し、若衆芸術祭の舞踊部門に出場したい」と意気込んだ。

 舞踊部門で県知事賞を受けた、阿波連本流啓扇紅節の会伊志嶺忍琉舞研究所の仲村渠愛(あいる)さん(坂田小5年)は「表彰式に出て受賞の実感が湧いた。本番は緊張せず笑顔で踊ることを心掛けた。新人賞を目指したい」と力を込めた。

 NS琉球バレエ団(長崎佐世団長)の「琉球クリエイティブバレエ」の演舞もあった。

 同芸術祭は2020年12月19、20の両日、琉球新報ホールで開かれた。