沖縄のワクチン接種、医療従事者は2月下旬、高齢者は3月下旬から 県が対策チーム設置


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会見する玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は15日、県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部内に、新型コロナのワクチン接種に向けた対策チームを同日付で設置したと発表した。2月下旬から医療従事者向け、3月下旬から高齢者向けの優先接種が始まる予定で、医師会や医療機関、市町村と連携し、ワクチン接種体制の構築に取り組む。

 対策チームは10人で構成する。ワクチン接種の対象者数は、医療従事者が約4万5000人、高齢者は約30万人超を見込んでいる。

 ワクチンの接種主体は市町村となる。昨年末、知事名で各市町村に対して、全庁的な接種体制を構築するよう、通知した。今月5日には、市町村対象の説明会を実施した。医師会などと連携した医療従事者向け接種の連絡会議も設置し、14日に第1回会合を開いた。

 住民向け接種開始の準備状況と情報提供について、玉城知事は「市町村によって状況は異なると思うが、準備が整った市町村から地域の方々に順次発出していただけると思う。そのような情報も順次県にあげていただくようお願いしたい」と述べた。