沖縄市のライブハウス「セブンスヘブン・コザ」の開店20周年記念ライブが12月11~13日、同店であった。13日を取材した。ロックバンド「紫」やヘビーメタルバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」らアーティストが多数出演し、ロックやメタルの重厚な音色を響かせ、ファンと20周年の節目のステージを祝った。(田中芳)
紫は宮永英一(ドラム)と比嘉清正(ギター)が体調不良のため出演を辞退し、サポートにLeon(ドラム)と照喜名薫(ギター)が加わった。インスト曲「Celestial Purplessence」で幕開けを飾った。
「Into the Sun」で流れるようなメロディーとJJ(ボーカル)の骨太な歌声が会場に力強く響き会場を盛り上げた。
「Borders Drawn in Blood」では、しっとりと聴かせ、緩やかトークでも観客と距離を縮めた。最後に「Double Dealing Woman」を演奏し、会場を熱気に包んだ。
トリを飾ったのは沖縄でのライブは9年ぶりとなったラウドネス。二井原実(ボーカル)、高崎晃(ギター)、山下昌良(ベース)、鈴木政行(ドラム)の迫力ある演奏に、観客は拳を振り上げて応えた。「IN THE MIRROR」や「LET IT GO」「CRAZY DOCTOR」など代表曲を披露した。MCで「次の20年に向けて頑張って!おめでとう!」とエールを贈って、関係者やスタッフをねぎらった。
アンコールにジョージ紫(キーボード)とRay(ボーカル)が加わり、ディープパープルの名曲「紫の炎」をセッションしてにぎやかに締めくくった。
そのほか、田川ヒロアキ(ギター)、寺沢功一(ベース)、8 Ball feat.SYU(GALNERYUS)らが出演し、疾走感あふれる演奏を繰り広げた。ライブは一部生配信も行われた。