「混まない時間に行動する」 沖縄独自の緊急事態宣言に県民は 対策に注力、経済懸念する声も


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 沖縄県独自の3度目の緊急事態宣言発出を受け、県民からは感染収束に向けて「行動を変える」と受け入れる声が多く聞かれた。同時に経済への影響を懸念する声も上がった。

 那覇市内で夕食の買い物を終え、バスを待っていた玉城カヨさん(75)=同市=は「昼間の混まない時間帯に行動するようにしたい。健康を気遣いたい」と一層の感染対策を気に掛けた。

 豊見城市内のスーパーに買い物に訪れた調理師の大城亮輔さん(29)は小学2年の娘がいる。「学習の遅れが心配なので学校は通常通り続けてほしい。仕事も学校も心配だらけだ」と不安げな表情を見せた。

 名護市で居酒屋を営む仲田一也さん(46)は、12月下旬から時短要請に応じ午後10時に閉店してきた。「8時までだとさらに厳しい。人件費などを考えると休業した方がいいかもしれない」と頭を抱える。

 八重山ダイビング協会長の安谷屋正和さん(48)=石垣市=は「経費もかけて対策し、ダイビング業はほとんど感染者が出ていない。今は我慢の時だが、かなり厳しい。努力している業界にも支援するべきではないか」と訴えた。