マリーゴールドなど苗80本、贈り主は? うるま・石川第二団地 自治会「感謝伝えたい」


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贈り主に「感謝の気持ちを伝えたい」と呼び掛ける通事美穂子さん=7日、うるま市石川の県営石川第二団地

 【うるま】沖縄県うるま市石川の県営石川第二団地に昨年10月から、マリーゴールドやアリッサムなどの花の苗が届くようになった。贈り主は誰か分かっていない。同団地自治会の通事美穂子会長は「住民みんなが癒やされている。感謝の気持ちを伝えたい。ぜひ名乗り出てほしい」と呼び掛けている。

 当初は忘れ物だと思っていたが、数日たっても取りに来なかった。枯れる恐れがあったため、団地内の花壇に植えた。すると1週間後、別の苗が置かれていた。これが繰り返され、12月末までに80以上の苗が届けられた。

 感謝を伝えたいが誰なのか見当がつかない。いつも置かれる場所に「ありがとう」と書いた張り紙をしてみたが、反応はなかった。

 同自治会は日頃から住民同士の交流を図っている。子どもたちとのおにぎり会や習字指導、高齢者の健康体操などを催し、住民の憩いの場となっている。「もしかしたら自治会の活動を知って応援してくれる人かもしれない」と通事さんは考えているが、本当の届け主や理由は分からない。

 「感謝の気持ちを伝えたい。名乗り出てほしい」と呼び掛けた。心当たりのある人は、同自治会(電話)098(965)6481。