沖縄工業高の生徒が手作りの野球カウント板を寄贈 南風原中野球部に リモコンで操作可能


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BSOボードを受け取った南風原中学校野球部の部員と沖縄工業高校の生徒ら=12日、南風原町兼城の南風原中学校

 沖縄工業高校情報電子科の生徒らは12日、無線で操作できるボール・ストライク・アウト(BSO)ボードを、南風原中学校野球部に寄贈した。高校生らは授業で制作に取り組んだ。

 BSOボードは、野球の試合中にストライクやアウトを点灯して示す器具。近距離無線通信「ブルートゥース」の技術を使い、審判がリモコンで操作できる。これまで審判に加え、別の係も必要だったが、1人で対応できるようになる。元野球部員を中心に、昨年7月ごろから作り始めた。

 沖縄工業の渡眞利瑠也さん(18)は「大変だったが、完成品を渡せて良かった。練習で使ってほしい」と話した。南風原中野球部主将の金城佑空さん(14)は「長く使えるよう、大切に使いたい」と感謝した。