沖縄、新たに98人コロナ感染 宮古島市は過去最多の35人【1月29日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は28日、新たに10歳未満から90代までの98人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮古島市では1日の感染者としては過去最多の35人が確認された。同市は26~28日の3日間で計102人の感染者が出ており、医療現場が急速に逼迫(ひっぱく)している。島外の県立病院や国の機関などから医師らが応援のため派遣され、対応に当たっている。

 28日時点の宮古島市の療養者数は161人。病院入院中54人、ホテル療養20人、施設での療養24人、自宅療養20人、調整中43人。県立宮古病院ではコロナ患者のため確保していた病床(40床)を超える44人となり、島内の民間病院でも10人を受け入れる。

 県内の直近1週間(21~27日)の人口10万人当たりの感染者数は39.88人で全国3位。この値を宮古島市のみで試算すると、27日までの1週間が201.4人、28日までが258.1人となる。県の糸数公保健衛生統括監は「宮古島市の医療資源だけではかなり厳しい」と説明した。

 28日発表の感染者98人の居住地別内訳は、宮古島市の35人のほか、那覇市14人、浦添市11人、名護市8人、宜野湾市と中部保健所管内が各7人、うるま市5人、沖縄市と豊見城市、南城市、糸満市、南部保健所管内が各2人、石垣市1人だった。