UKAMI養蚕が食料産業局長賞を受賞 6次産業化アワード


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
廃校でシルクの分別作業に取り組む様子(沖縄UKAMI養蚕提供)

 6次産業化の推進に向けた優れた取り組み事例を表彰する2020年度6次産業化アワード(主催・農林水産省)で、養蚕業の沖縄UKAMI養蚕(今帰仁村、仲宗根豊一代表)が食料産業局長賞を受賞した。

 沖縄UKAMI養蚕は、カイコの一種「エリ蚕」を大規模に飼育し、繭を原料とする製品の研究開発や、化粧品などの製造を行う。廃校や耕作放棄地を活用し、生産や加工の現場では高齢者や障がい者などを雇用する。持続可能な農福産連携を目指して取り組んでいる。同社の岡松滋美専務執行役員は「いろいろな取り組みを通して、子どもたちに沖縄のことを伝えたい。健康につながる素材を作っていければ」と話した。

 新型コロナウイルスの影響で、表彰式は2月12日にリモート形式で開催する。