全国高体連空手道専門部は3日までに、空手のJOCジュニアオリンピックカップ第40回全国高校選抜大会(3月24~26日、東京体育館)の男子団体組手に「夢・きぼう枠」で美里工を選出した。今年度から始まった特別枠で、男女団体の組手・形の各種目2校が選ばれる。九州代表として推薦されていた美里工は1日付で同専門部から結果の通知を受けた。
美里工は2019年に県高校総体の男子個人組手で優勝し、個人で同校初の全国大会出場を果たしていた。今回、同校初の団体での全国大会出場を決めた。全国選抜の出場権を懸けた昨年11月の全九州高校新人大会では、鹿児島城西に予選1回戦で敗れていた。
17年に仲座寛徳監督が赴任してから、未経験者でも部員を集め強化してきた。部員は校内や地域海岸の清掃など課外活動にも貢献してきた。
仲座監督は「地道な努力の積み重ねに加え、周囲のサポートもあった。まさに夢のようだ」と感謝した。