県内2人死亡40人感染 コロナ、高齢者拡大続く


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は8日、県内で新たに新型コロナウイルスの患者2人が亡くなり、10代から90代までの40人の感染が確認されたと発表した。累計の死亡者数は94人、感染者数は7882人となった。40人のうち70代以上が20人と半数を占め、高齢者の感染拡大が続いている。クラスター(感染者集団)が発生した浦添市の教育機関では新たに8人の関連が追加され、合計32人となった。

 県内の感染者数は7日まで4日連続で減少していたが、増加に転じた。
 死亡が確認されたのは年齢、性別非公表の1人と、那覇市の90代女性1人。新規感染者40人の居住地別は南部保健所管内が最も多く24人、那覇市11人、うるま市と沖縄市が各2人、豊見城市1人だった。
 南部保健所管内では福祉施設や医療機関での感染が確認され、24人のうち80代14人、70代3人と高齢者が多くを占めた。今年に入って県内各地で高齢者の感染や施設でのクラスター化が相次いでいる。米軍関係は7日3人、8日1人の計4人の感染が新たに県に報告され、米軍関係者の累計は938人となった。