県21年度予算、1人あたり54万円歳出 教育費11.8万円、民生費8.3万円…


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 県の2021年度一般会計当初予算案の歳出総額(7912億2600万円)を県人口146万427人(1月1日現在の推計)で割ると、県民1人当たりに年間54万1773円の税金が使われることになる。

 目的別では学校教育に関する「教育費」が最も高い11万8459円だった。次いで多いのは児童や高齢者、障がい者らを支える「民生費」で8万3797円。3番目は道路や港湾などの整備費となる「土木費」で5万8182円だった。上位3項目で全体の約48%を占める。

 産業振興などに充てられる「商工費」は4万8082円で、税の徴収事務や県資産の管理などの「総務費」は4万8007円だった。農林水産業費は3万7633円。環境保全などの「衛生費」は3万3723円で、治安業務を担う「警察費」は2万4479円だった。

 一方、借金の返済に充てる「公債費」は、4万4802円。県民1人当たりが納める県税は8万2461円だった。