事業所の更衣室使用などクラスター3件 沖縄の新規感染27人、1人死亡【2月11日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は10日、新型コロナウイルスの患者1人が亡くなり、新たに10代から90代までの27人が感染したと発表した。県内の累計死亡者数は95人、感染者数は7928人。那覇市内の事業所などで3件のクラスター(感染者集団)が新たに判明した。県内のクラスター発生は計120件となった。

 亡くなったのは那覇市の60代男性で1月4日に陽性が判明し、2月7日に入院先の医療機関で死亡が確認された。

 新規感染者の居住地別は那覇市8人、うるま市5人、豊見城市3人、沖縄市、宮古島市、南部保健所管内が各2人、名護市、宜野湾市、浦添市、南城市、中部保健所管内が各1人。

 新たなクラスター3件のうち、2件は那覇市内の別々の事業所で発生した。119件目のクラスターに認定された事業所では50~60代の5人が感染し、120件目の事業所では更衣室を使用した20~60代の計14人が陽性。この更衣室には窓がなく、ロッカーを数人で共有するなどしていた。118件目のクラスターは親族内の感染(6人)で、発生場所は非公表。

 県内116件目のクラスターとなった浦添市の教育機関では新たに1人が追加され、感染者は計33人となった。米軍関係での感染者はゼロだった。