昨年4月から県内のクラスター121件 飲食から3割、若者から拡大


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 昨年4月から今月13日までに県が認定した新型コロナウイルス感染症の5人以上のクラスター(感染者集団)は121件。このうち発生場所は飲食が40件と最多で3割以上を占める。県によると、飲食に次いで多いのが職場で18件、家族・親族14件、社会福祉施設13件、医療機関10件などと続く。飲食で感染し、家庭内や医療機関、高齢者施設などで感染を広げたケースも多い。

 昨年7月以降、県内では那覇市松山のキャバクラで大規模なクラスターが発生し、流行が始まった。若者や市中での流行は高齢者施設や医療機関に飛び火。県は8月、感染者が見つかった施設に感染症の専門医や看護師を派遣し、職員や入所者への検査、感染対策の指導に当たり、早期の感染の抑え込みに取り組んだ。

 10月には、先島諸島を視察した自民党会派県議団による12人のクラスター、12月には伊平屋島で計30人が感染し、島全体がクラスターとなる事態も起きた。

 年末年始以降は帰省した人を含む家族や同級生、1月には新成人でも発生。現在は再び高齢者施設や医療機関でのクラスターが多発している。夏と同様に若者から高齢者へ感染が広がる傾向が繰り返されている。

 10月には、先島諸島を視察した自民党会派県議団による12人のクラスター、12月には伊平屋島で計30人が感染し、島全体がクラスターとなる事態も起きた。

 年末年始以降は帰省した人を含む家族や同級生、1月には新成人でも発生。現在は再び高齢者施設や医療機関でのクラスターが多発している。夏と同様に若者から高齢者へ感染が広がる傾向が繰り返されている。