旧正月闘牛「闘勢琥珀」が初優勝 激闘8分、ウシジマ下す


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シ-の1番で、闘勢琥珀(右)と激しくぶつかり合うウシジマ=14日、うるま市石川多目的ドーム

 今年の新春大闘牛以来、約1カ月ぶりに闘牛ファン待望の旧正月大闘牛大会(主催・石川闘牛組合、共催・琉球新報社) が14日、うるま市石川多目的ド-ムで開かれた。

 沖縄闘牛界において、これからの活躍が期待される若手有望牛同士の激突として注目を集めたシ-の1番は、闘勢琥珀がウシジマを8分51秒にもおよぶ激闘の末に下して初優勝を果たした。

 両牛は、横綱戦にふさわしく序盤から巨体と巨体が激しくぶつかり合う熱戦を展開して観衆を沸かせた。闘勢琥珀の強烈な押し込み技に対して、ウシジマは軽快なフットワークを使っての割り技で応戦するなど一進一退の攻防戦が続いた。しかし、対戦時間が6分間を過ぎた当たりから闘勢琥珀がウシジマへの圧力をさらに強めて最後は得意の腹取り攻撃で振り切った。

 シ-2番は、南星白虎が5連勝無敗の人気花形牛、大志パンダ☆さくらを破り殊勲賞を獲得した。
優勝 闘勢琥珀
殊勲賞 南星白虎
ゆかり賞 倍電
敢闘賞  新力武士