PCR検査に最大8000円補助 沖縄県がコロナ対策、検査機関を公募


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 沖縄県は16日までに、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県内在住者が安価に何回でもPCR検査を受けられる体制づくりを目的に、検査機関に対する補助事業の公募を開始した。県内の一般向けPCR検査費用の相場は1回に付き1万3千~1万4千円だが、交付決定を受けた検査機関では、1回最大8千円の補助が受けられる。

 ただし幅広い人に検査を提供するため、仮に1万円以下の検査費用でも最低2千円の自己負担が必要だ。公募期間は26日までだが、条件が整えば随時交付を決定する。早ければ2月中に補助事業を開始する。

 県の同事業の要綱では、県内にPCR検査をする施設を有した上で、おおむね24時間以内に本人や県に検査結果を報告できる検査機関を対象としている。医療機関との連携も条件に挙げた。県民のほか、沖縄に長期滞在している人も補助対象にする。

 同事業はワクチンの接種状況も踏まえながら、当面は6月まで実施する予定だ。同事業を担当する県交通政策課の担当者は「交付決定が決まれば、検査機関の情報を速やかに公表したい。スピード感を持って対応する」と話した。