緊急事態の解除可否、沖縄県あす聴取 玉城知事「慎重に見極めたい」


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記者会見する玉城デニー知事=19日午後

 沖縄県の玉城デニー知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため2月末までの期限で実施している県独自の緊急事態宣言について、20日に県専門家会議を開催し、解除の可否などの意見を聞くと明らかにした。玉城知事は「このまま感染状況が収束に向かうのか慎重に見極めたい」と述べた。また県内在住者を対象に、PCR検査費用を1回当たり最大8000円補助する事業を21日以降に開始すると発表した。

 玉城知事は「(病床ひっ迫度合いを示す)数値目標は改善の傾向が見られるが、これから飛び石連休や『十六日祭』もある。さらに3、4月は多くの人が動く時期になる。数値が改善するのか、足踏みしないか考えている」と話した。