那覇市の国際通り入り口のシーサーに着けられていたマスクがなくなっていることが分かった。結び付けたひもに切られたような痕があり、マスクを作った女性は「思いを踏みにじらないで」と話している。
マスクは今月7日、新型コロナウイルスの感染予防を呼び掛けようと、那覇市安里側と県庁側の国際通り入り口のシーサー計4体に着けられた。近くで沖縄の染め織物を手掛ける「沖縄琉装苑」の石川真理さんが紅型のデザインの布で作ったが、18日午前11時ごろ、県庁側の1体のマスクがなくなっているのを確認した。石川さんは「いろいろな人からリクエストをもらって着けた。模倣犯が出てきてほしくない」と語った。