どろんこで田植え「楽しい」 石垣の小学生が体験


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横一線になって泥の感触を楽しみながら苗を植え付ける石垣小学校4年生の児童ら=15日、石垣市新川

 【石垣】石垣市立石垣小学校の4年生66人が15日、市新川の水田で田植えを体験した。児童ははだしで水田の中に入り、どろんこになりながら田植えを楽しんだ。

 石垣小では毎年、校内の水田で稲作づくり体験をしているが、ことしは校舎改築に伴い校内での体験学習ができないことから、地元農家の小川喜美江さん(70)の水田で田植えを体験した。

 児童は田植機での田植えを見学した後、歓声を上げながら水田に入り、横一線に並んで約20センチの苗を植えていった。ぬかるんだ泥に足を取られながらも、日常では味わえない体験を笑顔で楽しんだ。

 與那國楓(かえで)さん(10)は「苗をきれいに並べるのが難しかったけれども楽しかった」と笑顔を見せた。石垣璃々愛(りりあ)さん(9)は「足がずっと沈んでいて、移動するのが大変だった。米を作る人の大変さが分かった」と話した。