沖縄でコロナ高齢者3人死亡 新規感染は7人 県、きょう宣言解除を議論


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、新型コロナウイルスに感染した70代から80代の3人が死亡したと発表した。それぞれ高齢者施設を利用していたという。累計死者数は114人となった。新たな感染確認は7人だった。南部保健所管内の高齢者施設では計6人の感染を確認し、県内124例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県は22日に対策本部会議を開き、緊急事態宣言の解除について議論する。

 死亡したのは豊見城市の80代男性、糸満市の80代女性、浦添市の70代女性。いずれも感染者が確認されている施設の利用者で、発症後に医療機関に移っていた。詳しい感染経路などを調べている。
 クラスターに認定された高齢者施設では20代から40代の職員3人、70代から90代の利用者3人の計6人が感染。1月27日から2月13日の間に感染を確認した。
 21日の新規感染者のうち6人は接触感染と推定される。累計感染者数は8083人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は7・20人で全国8位だった。米軍関係の報告は日曜のためなかった。