U20競歩10キロ男子、渡口33位「みんな強かった」


社会
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渡口 怜

 競歩の第32回U20選抜大会は21日、兵庫県の六甲アイランド甲南大学西側コースで行われ、男子10キロに出場した渡口怜(北山高3年)は48分4秒で33位だった。女子5キロの仲間望郁(那覇西高3年)は26分23秒で26位に入った。

 58人が出場した男子は服部悠平(神戸・西脇工高)が42分30秒で優勝。33人出場の女子は梅野倖子(福岡・宗像高)が22分28秒で頂点に立った。

◆うまくペース乗れず/渡口、全国レベルの高さ痛感

 自己ベストの大幅更新を狙った渡口怜は「うまく集団のペースに乗れなかった」とタイムを伸ばせなかった。

 1月の大会で47分10秒の県高新をマークし、調子は悪くなかったが、周回遅れとなり「みんな強かった」と全国レベルの高さを味わった。

 序盤からハイペースの展開に、調子を狂わされた。懸命に付いたが、後半に差し掛かり「甘えが出て休んでしまった」と中途半端になってしまったという。

 4月から山梨学院大に進学予定で、競歩に専念する。トップ争いをした選手がチームメンバーになると言い「追い付けるように頑張りたい」と経験を糧に大学での成長を誓う。

◆高校初の全国、まずまず

仲間 望郁

 女子26位の仲間望郁の話 最初の1キロからハイペースできつさがあった。中盤は周りを利用して粘れたが、最後の1キロで力が入らなかった。ただ全体的にはセカンドベスト。まずまずだったと思う。高校で初めての全国。課題がたくさん見つかった。九州共立大で競歩を続ける。インカレの決勝に行くことを目標に頑張りたい。