180人の確保が必要 35人学級で県教委


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 1学級当たりの上限を35人とする少人数学級を中学3年までに拡大するため、教室数は105教室程度、教員数は180人程度がそれぞれ必要だとして、県教育委員会が試算していることが24日、分かった。同日の県議会代表質問で金城弘昌県教育長が仲田弘毅氏(沖縄・自民)の質問に答えた。

 金城教育長は教員を180人確保するため人件費約11億円が必要と説明した。金城教育長は「少人数学級が実現することにより、よりきめ細やかな指導が可能になる」と話した。中学2、3年に拡大することで、県内公立小中の全学年で少人数学級が実現する。県教委は公立小学1、2年で30人学級、小学3年から中学1年まで35人学級を進めてきた。2020年度時点で、未実施は12校12学級。