嘉手納最大97デシベル 70回の飛行確認 町基地対協が目視調査


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嘉手納基地の運用状況を目視調査する嘉手納町基地対策協議会のメンバーら=24日午前、嘉手納町の道の駅かでな

 【嘉手納】嘉手納町基地対策協議会(上地安重会長)は24日、米軍嘉手納基地を発着する航空機の目視調査を道の駅かでなで実施した。午前8時~正午まで、米軍機の離着陸や旋回、住宅地上空の飛行など70回(速報値)を確認した。午前10時25分にF15戦闘機が南側滑走路の上空で急旋回した際、この日の騒音最大値97.8デシベルを記録した。

 町基地対策協は年に1回、米軍機の運用状況などを把握するため目視調査を実施している。上地会長は「最近は騒音被害が増大しているように感じる。しっかりデータを取り、基地の負担軽減につなげたい」と述べた。嘉手納基地を拠点とするMC130特殊作戦機が県内各地で低空飛行していることに「いつ何時(部品を)落下したり、墜落するか分からない」と訴えた。

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