19人感染、90代死亡 新型コロナ 医療フェーズ下げる【2月28日朝】


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は27日、新型コロナウイルス感染症で那覇市の90代男性が死亡し、新たに19人の陽性が確認されたと発表した。うち1人は再感染だった。コロナ患者が減少したことから医療フェーズを本島は最高の5から4に、宮古・八重山は3Bに下げた。県内の陽性者は累計8178人、死亡者数は119人となった。

 死亡した男性は1月19日に陽性が確認され、入院し治療を受けていたが2月24日に死亡が確認された。死因は調査中。新規感染者のうち1人は仕事で宮古島を訪れていた熊本県の建設業の男性で、宮古島市内で陽性を確認。再感染した介護職の女性は8月に感染が確認され、発症から10日で回復したとされていた。

 推定感染経路が確定例との接触とみられるのは8人で、うち飲食関係が6人、家族内1人、施設内1人。

 新規感染者のうち市町村別では那覇市が9人と最も多かった。60代が1人いたほかは10~50代だった。

 県の医療フェーズは5段階あり、うち3段階目の幅が広いためAとBの2段階に分けている。3A、3Bの順でフェーズが上がる。県内全体で今後コロナ病床を123床減らし、非コロナ病床として活用する。