2月の県内倒産は6件 東京商工リサーチ調査


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 東京商工リサーチ沖縄支店は1日、2月の県内企業整理倒産状況を発表した。倒産件数は前年比50%増の6件、負債総額は同14・3%減の4億5400万円だった。2月としては件数は過去4番目、負債総額は過去9番目に低い水準だった。新型コロナウイルス関連の倒産は4件で、いずれも原因は販売不振だった。

 コロナ関連倒産の4件は、法的な手続きを伴わないが事業の停止が確認できたため、倒産件数に計上した。主な倒産は観光バスの中部観光サービス(豊見城市、負債総額約2億7千万円)、洋風料理店経営のLaLa Primo(中城村、同6千万円)など。

 同支店は今後について「過剰債務を抱えて売り上げが回復しない企業では、コロナ禍の景気停滞に持ちこたえられず、倒産として顕在化してくる懸念がある」と見通した。