署名2000筆携え応援 花崎さん「日本中に知ってほしい」 具志堅さんハンスト3日目


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採掘中止を求める署名を集めた花崎由美子さん(右)とハンガーストライキを始めて3日目の具志堅隆松さん(左)=那覇市泉崎の県民広場

 本島南部の土砂を採取し辺野古新基地建設の埋め立てに使う計画の断念と、知事による採掘事業の中止命令を求め、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)が那覇市泉崎の県民広場で始めたハンガーストライキが3日、3日目を迎えた。午後の集会に、うるま市の花崎由美子さんが応援に駆け付け、採掘事業中止を求める署名が同日時点で、約2000筆集まったことを報告した。

 花崎さんは「(沖縄戦の)遺骨の紛れた土砂を使うことは人道から外れていると思う。署名を通して日本中の人に知ってほしい」と呼び掛けた。

 祖母を沖縄戦で亡くしたという花崎さんは昨年12月、ツイッターで南部の土砂採掘を伝える内容の投稿をした。「いいね」や閲覧者が投稿を拡散させるリツイートなどの反応が、8000件余あったという。

 「居ても立ってもいられなくなった」として、ことし2月からは、採掘中止を求めてオンラインによる署名を集め始めた。国内に加え、米国やフランス、韓国などからも署名が集まっているという。