伊江産の島らっきょう新感覚で 暖暮が塩ラーメン発売


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島袋秀幸村長(左から2人目)に島らっきょうの塩ラーメンをPRする幸喜亮さん(中央)ら=1日、伊江村役場応接室

 【伊江】県内でラーメン店「暖暮(だんぼ)」を経営するハートコネクション沖縄支社は、1日から伊江島産の島らっきょうを使った「島らっきょうの塩ラーメン」の販売を開始した。同社の幸喜亮店舗マネージャーらが同日、村役場を訪れ、島袋秀幸村長に商品をPRした。

 同社では昨年秋から季節の野菜を活用したラーメンの開発をする中、春の野菜として、これから旬を迎える伊江島産の島らっきょうを採用した。独特のシャキシャキ感を楽しんでもらおうと、千切りした島らっきょうを独自製法の辛ダレとからめてトッピングした。

 幸喜さんは「島らっきょうの一般的な食べ方は天ぷらや塩漬けだが、違う食べ方を楽しんでもらおうと工夫した。地域の特産を使い、地域活性化につなげたい」と強調した。

 島らっきょうを生産する永濱頌大さん(26)は兵庫県出身。村の新規就農者で3年目を迎え「土づくりから考え、自信を持って提供した島らっきょうがラーメンにトッピングされ、うれしく思う」と喜んだ。島袋村長も「このような取り組みに感謝する。村民や多くの方に食べてもらえるようPRしたい」とお礼をした。

 税込み880円、1日20食限定で県内の6店舗で取り扱っている。5月末までの期間限定。
 (金城幸人通信員)