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ジュニア向けにスポーツ指導コンテンツをアジアへ展開する「Sports Camp Japan」が、組織の壁を超えて知識や技術を組み合わた事業を表彰する「日本オープンイノベーション大賞」のスポーツ庁長官賞に選ばれた。同賞の受賞は県内初。事業を企画したスポーツデータバンク沖縄(石塚大輔社長、本社・糸満市)の代表らが5日、當銘真栄糸満市長を訪ね、受賞を報告した。
同事業の枠組みを活用し、昨年1月、アスリート工房の譜久里武代表が走り方教室、FC琉球のアカデミーコーチがサッカー教室をそれぞれ台湾で開いた。同2月にはレガテ沖縄ドリブル塾の奥平卓也代表がタイで指導に当たった。台湾で44人、タイで280人の子どもたちが参加した。
譜久里代表は「楽しみながら子どもたちに教えることができた。沖縄の良さをアジアでPRできた」と意義を強調。イベント後に運営するユーチューブの利用者が増えたという奥平代表は「見てくれる層が広がった」と手応えを語った。
當銘市長は「海外への糸満市のアピールも期待し、さらに成功してほしい」と期待を込めた。
2月25日、東京都で行われた授賞式には、スポーツデータバンク沖縄の石塚社長や沖縄スポーツ・ヘルスケア産業クラスター推進協議会の青田美奈さんらが参加した。