原田氏「Z世代」特徴解説 沖縄創造経営研 那覇で勉強会


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「Z世代」の特徴などを説明する若者研究者の原田曜平氏=19日、那覇市壺川のKBC学園

 沖縄創造経営研究会は19日、那覇市の国際電子ビジネス専門学校で勉強会を開催した。信州大特任教授でマーケティングアナリストの原田曜平氏が、企業などから注目を集める「Z世代」について講演した。

 Z世代は、おおよそ中学生から26歳以下の世代を指す。少子化によって人口は少ないが、最初からスマートフォンを利用していた人が多く、会員制交流サイト(SNS)の利用人口が多いことが特徴という。

 原田氏は「団塊の世代が後期高齢者になり、消費の場面から脱落していく中で、SNSを使った発信力が強いZ世代に注目が集まっている」と話した。

 Z世代の利用するSNSとして、ツイッターは約6割、インスタグラムは約5割が利用していると説明した。フェイスブックは2割程度にとどまり、中高年の方が利用率が高いという。

 原田氏は「あまり競争意識が強くなく、のんびりして自己承認欲求が強いという世代の特徴がある。企業はゆとり世代の若者像を捨てて、Z世代の特徴を踏まえてマーケティングをしていってほしい」と話した。