新唄大賞に新垣成世 沖縄民謡 14日にROKで放送


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新唄大賞グランプリに選ばれた新垣成世(右端)=2月28日、那覇市の琉球新報ホール

 沖縄民謡の新曲コンテスト・第31回新唄(みーうた)大賞(ラジオ沖縄主催)の公開審査会が2月28日、那覇市の琉球新報ホールであった。同コンテストは昨年開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期し、1年ぶりの開催となった。1次審査を通過した12人が出場し、「ウシリガフー」(久米仁作詞・作曲)を歌った新垣成世がグランプリに輝いた。

 八重瀬町出身の新垣は2016年の第27回新唄大賞で歌唱賞を受賞。圧巻の声量と気持ちのこもった歌声をホールに響かせて、2度目の出場でグランプリを受賞した。新垣は「将来は、人の肝(ちむ)を動かすことのできる歌い手になっていきたい」と瞳を輝かせた。

 公開審査会は14日午後7時から9時までラジオ沖縄の特別番組で放送される予定。その他の受賞者は次の通り。

 【歌唱賞】「島なさき」(唄 上原唯、作詞・作曲 嘉陽田朝裕)
 【作詞賞】「あいえーなー」(唄・作詞 比嘉紗里衣、作曲 松田一利)
 【作曲賞】「赤空節(あかすらぶし)」(唄・作詞・作曲 ささじかおり)
 【奨励賞】「花盛り恋盛り」(唄・作詞・作曲 中村優希)
 【大衆賞】「夏の島」(唄・作詞・作曲 加治工勇)
 【審査員特別賞】「年や寄たんてい」(唄 なんくるーず、作詞 島袋ツル、作曲 川満智子)