「再燃」6人目確認 沖縄でコロナ、2人死亡28人感染 【3月11日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は10日、新型コロナウイルスに感染し入院していたうるま市の90代と70代の男性2人が死亡したと発表した。累計の死者数は122人。1人の感染者が平均何人にうつすかを示す「実効再生産数」は1・14と1を上回り、県は感染者が増加傾向にあるとして警戒を呼び掛けている。新規感染者は10代から80代の28人。

 新規感染者のうち18人は接触感染と推定され、内訳は家庭内5人、飲食と職場各4人、施設内3人、友人知人2人。居住地別では那覇市8人、うるま市6人、糸満市4人、沖縄市と中部保健所管内各3人、浦添市2人、南城市と宜野湾市各1人だった。体内に残るウイルスにより症状が出る、県内6人目の「再燃」も確認された。
 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は9・12人で全国4位。県内の累計感染者数は8378人。米軍関係は嘉手納基地2人、キャンプ・フォスター1人の感染が確認された。